HUAWEI WATCH GT 6 実機レビュー:大阪4日間でバッテリーが23%しか減らなかった話

4.0
生活雑貨

HUAWEIからレビューを依頼され届いた最新スマートウォッチ「WATCH GT 6」を、3泊4日の大阪万博出張でじっくり試してきた。
撮影や取材の合間にも常につけっぱなしで過ごしたが、東京に戻ったときのバッテリー残量は77%
「出張中に充電を一切気にしなかったガジェット」は、久しぶりかもしれない。
というわけで、おすすめポイントなんかを詳しくご紹介していこう。

  1. AirPods Pro 第2世代との実使用差(装着感・音質・ANC)
  2. 第3世代で追加/進化した主要機能(IP57、カメラ操作、頭のジェスチャーなど)
  3. 設定時の注意点やライブ翻訳機能の現状

Writer:アケサカ (ガジェットブロガー)
ついつい日々新しいガジェットを買ってしまうので、少しでも誰かの役に立てばと思ってレビューをしています。趣味は音楽とキャンプ。仕事はメディア関係。

※こちらの動画で本記事がより詳しく視聴できます。

大阪の茶屋町から検証スタート。静かに存在を消すGT 6

初日は梅田・茶屋町。かつてロフトがあった界隈は、いまは落ち着いた雰囲気に変わっていた。
腕にGT 6を装着すると、その軽さと馴染みの良さにすぐ気づく。出発時に満充電していたバッテリーは、移動中の新幹線を経ても98%だった。
フェイスを歩数表示に切り替えると約6400歩。気温や気圧も同時に確認でき、旅の環境を自然に“見える化”してくれる。
移動のペースメーカーのように機能してくれる小さな画面は旅行のときなどは特に価値を発揮する。

外見はほぼ同じ、でも中身は確かに進化

GT 4から5、そして今回のGT 6へと世代を重ねても、外観の印象はほとんど変わらない。
しかし内部のセンサーは着実に進化しており、心拍や睡眠の計測は以前より安定し、データの信頼性が高まった。
今回試したシルバーカラーはフォーマルにもカジュアルにも馴染み、日常使いでも浮かない落ち着いた仕上がりだ。

ベルトは純正でも悪くないが、筆者はGT 4のときから愛用している革調のサードパーティ製をそのまま装着している。
使い込むほど手首に馴染み、わずかに艶が増していく。時計本体よりもベルトで印象を変える楽しみが、このシリーズの隠れた魅力だろう。そしてそれは、このいい意味で主張もクセも無く落ち着いている本体デザインがあってこそだと思う(どうしてもApple Watchはカジュアルに見えると思うので)

バッテリーは「気にしなくていい」レベル

GT 6の特徴は、やはり圧倒的なバッテリー性能だ。
カタログ上ではトレイルランモードで最大40時間の連続使用が可能とされているが、実際の使用感はそれを上回る。
通知もGPSも常時オンの状態で、1日あたりの消費はおよそ5%。
単純計算で3週間近くは充電不要という計算になる。

出張中も寝る前に充電ケーブルを探すことが一度もなかった。
「バッテリーを気にしない」という体験が、ここまで快適だとは思わなかった。

大阪の街で確かめたリアルな使用感

2日目は心斎橋からアメ村へ。学生時代によく通ったライブハウスの前を歩きながら、
GT 6で歩数や心拍をチェックする。竜頭下のボタンには“情緒モード”を割り当てており、
その日のストレスや集中度を後から確認できるようにしていた。

3日目は万博会場へ。開場から夕方まで歩き回って2万歩を超えたが、
バッテリー残量はまだ88%。屋外でも画面の視認性が高く、
日差しの強い時間帯でも文字がくっきり読めた。
GT 6は“便利”というより“信頼できる”ガジェットだと感じた。

GT 5との比較。劇的ではないが確実な進化

GT 5からの変更点は派手ではないが、GPSの安定性やセンサーの精度、
そしてバッテリー持ちは確実に改善されている。
価格差が小さいならGT 6を選ぶ価値は十分にあるし、
逆にGT 5が大幅に値下がりしているなら、そちらでも不満はないだろう。

GTシリーズはすでに“完成度で競う段階”に入っており、
GT 6はその成熟を象徴するモデルといえる。

東京に戻って確認した結果

4日間の旅を終えて東京駅に到着。
時計を確認すると、バッテリーは77%。つまり、消費はわずか23%だった。
旅行中の歩数はおよそ3万歩。屋外での撮影や移動が多い行程でも、
バッテリー残量を気にする場面は一度もなかった。

スマホもカメラもモバイルバッテリーも常に充電残量を気にしていたが、
GT 6だけは、最後まで“気を使わなくていい存在”だった。

GT 6は、旅のテンポを乱さない時計

HUAWEI WATCH GT 6は、派手な新機能こそないが、
センサーの精度、UIの完成度、そして驚異的な電池持ちで、使い心地が極めて安定している。
旅行にも仕事にも自然に馴染み、日常生活のリズムを邪魔しない。

GT 4以前を使っている人なら、間違いなく買い替える価値がある。
充電を忘れても、体調も行動ログもきちんと残る。
その「安心感」こそ、GT 6が長く支持される理由だと思う。

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