正直、2025年はそんなにガジェットを買わずに服ばかり買っていた気がする。だが、「これがなかったらもう戻れない」と思えるものはいくつかある。値段は2,000円から数万円までバラバラだが、共通しているのは「暮らしの中の地味な非効率を、静かに潰してくれた」という点だ。今回はそんなアイテムたちを使用感まじえて紹介していく。

Writer:アケサカ (ガジェットブロガー)
ついつい日々新しいガジェットを買ってしまうので、少しでも誰かの役に立てばと思ってレビューをしています。趣味は音楽とキャンプ。仕事はメディア関係。
ScanSnap + iPad + 裁断機:自炊セットでAI読書が加速した
2025年で一番生活が変わった買い物がこれだ。ScanSnap(スキャナー)、iPad、裁断機の3点セット。紙の本を裁断してスキャンし、電子化する、いわゆる「自炊」環境を整えた。
1冊スキャンするのに慣れれば5分程度。表紙をカッターで切り、背表紙を裁断機でカット、あとはScanSnapに放り込むだけだ。最初に60冊まとめてやった時は2日がかりで大変だったが、仕組みができてしまえば日常のルーティンになる。

電子化の最大の利点は、AIで要約できること。Kindleでもいいじゃないかという話だが、自炊したPDFならAIに「この本の要点をまとめて」と投げられる。5冊、10冊と気軽に買って全部要約してもらい、深掘りしたい本だけじっくり読むという使い方ができるようになった。
結果として、面白い本に出会える確率が格段に上がった。場所も取らない。知識の吸収効率という意味では2025年最大の投資だった。
ワークマン メディヒール:2,000円のリカバリーウェアで十分だった
リカバリーウェアが2025年にかなり流行った。元祖はBAKUNEシリーズで、上下セットで約25,000円。実際に使って寝心地は良かったが、ワークマンが出しているメディヒールは約2,000円で体感の差がほぼない。
価格は5倍以上違うのに、肌触りや暖かさに大きな差を感じない。コスパで言えば圧倒的にワークマンだ。長袖・半袖・夏用・冬用とバリエーションもある。

唯一の弱点は、ワークマンの店頭になかなか在庫がないこと。見つけたら買っておくのが正解だ。
花粉症薬のジェネリック(ロラタジンAG):月3,000円が半額以下に
花粉症持ちなら知っておくべき話。アレジオンは1日あたり約100円、1ヶ月で3,000円ほどかかる。ジェネリックのロラタジンAGは1日約34円。半額以下だ。

花粉症薬の有効成分は3〜4種類ある。エピナスチン(アレジオン)、フェキソフェナジン、ロラタジンなど。まず自分に効く成分を特定し、その成分のジェネリックを見つけるのがポイントだ。筆者の場合はロラタジンが一番効いて、かつ最安だった。
3ヶ月の花粉シーズンを通して考えると、差額はかなり大きい。花粉症で毎年薬を買っている方は一度試してみてほしい。
ケルヒャー OC5:1万円台でベランダ掃除が一瞬
ケルヒャーは知ってるよ、という方も多いだろう。今回買ったのはバッテリー式のポータブルタイプで、セール時に1万2〜3千円程度だった。

コンパクトなモデルも検討したが、噴射力が弱いという情報があったため、バケツに水を汲んでホースをつなぐタイプを選んだ。結果、ベランダ掃除や網戸掃除に十分すぎる威力だった。マジックリンを吹き付けてからこれで流すだけで、一瞬で綺麗になる。
USBバッテリー充電式なので、キャンプに持っていったり車の洗車にも使える。1台あると何かと重宝する。
STAND BAR4:壁にピンを刺すだけで60kg耐荷重の収納
壁に細いピン9本を刺し、1×4材を掛けて棚やハンガーパイプを設置するDIYアイテム。2本あたりの耐荷重が40kgで、3本使えば理論上60kgまで支えられる。

現在、壁一面を本棚にしていて約40kg分の本を載せているが、設置から半年経っても問題なし。ラブリコのように柱を1本立てる必要がないため、場所を選ばず設置できるのが強みだ。
ベッド周りにもラブリコと組み合わせてハンガーパイプを設置し、服をかけるスペースを拡張している。ピラシェルという棚柱を使えば、棚板の高さ調整も自在。既製品の家具を買う選択肢がほぼなくなるくらい、このDIYは便利だ。ラブリコを使ったハンガーラックDIYの詳細はこちらの記事で解説している。

Logicool MX Master 4:ゲーミングマウスから乗り換えた
Razer Basiliskを3年近く使い続けていたが、MX Master 4に完全移行した。決め手はショートカットの多様さ。特に親指部分のボタンから呼び出せるランチャーが便利で、Logicoolのアプリでソフトごとにアクションをカスタマイズできる。

Premiere、Zoom、オフィス作業など、デスクワーク中心の使い方ならゲーミングマウスよりも作業効率が上がる。ポインターの精度もゲーミングマウスに近いレベルで、普段使いに不満はない。
価格の高さだけが唯一の欠点だが、毎日触る道具に投資する価値はある。詳しいレビューはMX Master 4の単独レビュー記事を参照。
GODOX iT32:クリップオンにもワイヤレスにもなる1台2役フラッシュ
カメラのホットシューに載せるクリップオンフラッシュだが、マグネットで着脱でき、外せばそのままワイヤレスフラッシュとして使える。1台で2役をこなす。

フラッシュを本格的に使う撮影では複数灯をセットするが、ライブの楽屋撮影のような急な場面では大掛かりな機材を持っていない。このフラッシュならカメラバッグに常備しておけるサイズで、手持ちで横から当てたり上から当てたり、クリップオンでは不可能なライティングが即座にできる。
本体が約12,000円、トリガー(ソニー用)が約5,000円で、合計17,000円ほど。安くはないが、コンパクトさとワイヤレスの利便性を両立している点で唯一無二の選択肢だ。
DeepCool AK620 + ケースファン増設:水冷をやめて空冷にした話
水冷CPUクーラーが2〜3年で寿命を迎え、CPU温度が100℃に張り付く状態になった。交換先に選んだのは空冷のDeepCool AK620。結果、ゲームや動画編集でも60〜70℃で安定している。

合わせてケースファン(P12 MAX、1個約1,000円)を2個増設した。フロントとリアに追加しただけで冷却性能が大きく改善。水冷のようにポンプ故障のリスクもなく、メンテナンス性も高い。

3年ごとに水冷を買い替えるコストと手間を考えれば、最初から空冷+ケースファンの構成にしておく方が合理的だ。パソコンのCPU温度が高くて困っている方は、まずケースファンの増設から試してみてほしい。
まとめ:2025年は「暮らしの効率化」がテーマだった
振り返ると、2025年はガジェットを大量に買った年ではなかった。むしろ「暮らしの中の非効率を潰す」ための投資が多かった。自炊セットで読書を効率化し、ケルヒャーで掃除を効率化し、マウスで作業を効率化し、空冷化でPCメンテを簡略化した。
電子機器に限らず、生活を便利にしてくれたものをカテゴリー問わず紹介した。何か一つでも気になるものがあれば、ぜひ試してみてほしい。











































































































































